読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

フナイシの映画なぐりがき。

映画の事をまいぺーすに書いていきます。

「ジャングル・ブック」帰ってきたアイアンマンな映画。 ネタバレ感想



f:id:funahoda:20160826111825j:plain



ジャングル・ブック (2016)


オススメ度 A (燃えも萌えもあるよ〜)



〜鑑賞前の心境〜

最近は小さい頃に見た映画の続編やリブートが大量に作られる様になったため、子供の頃の作品に対する印象と大人になった今の印象を自然と比較できる機会が増えてありがたい限りです。今回のジャングル・ブックもそんな作品の一つで、「歌って踊って楽しい!」というぼんやりとした記憶だけ残ってました 笑。しかも監督はあのジョン・ファブローなのです!ジョン・ファヴロー監督の「アイアンマン」は大好きな映画ですし、彼が主演と監督を務め、自身の映画人生を料理に置き換えたような映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」を観てからはシェフ=監督が不器用だが好きなものへの思いは真剣で、だからこそみんなから愛されているんだということがヒシヒシと伝わってきてより一層彼のことが好きになりました。あのシェフがその後どういう人生を歩んでいくのかは当然ジョン・ファブロー自身を追いかけ続けることで分かります。そして今回「ジャングル・ブック」という超高級食材をジョン・ファブローがどのように料理してくれるのか楽しみにしていました。

















〜鑑賞後の心境〜



個人的評価  80点  



☆良かったトコロ


◯半端じゃない動物の描写


この映画の動物たちは言葉を話すことが出来るので設定上は人間とそう変わらないドラマを描くことが出来そうですが、動物が喋る描写に説得力を持たせるのは非常に難しい気がします。けれど全ての動物が丁寧に造り出されていて表情豊かであり、偽物であるはずのCGの動物たちに驚くほど感情移入できますした。しかもそこで描かれるドラマが「家族からの独り立ち」「相手を思いやるが故に苦しむ友達」など思わず泣いてしまうテーマのオンパレードであり心打たれたり 涙。特にモーグリを想う狼の母親とその子供達が大好きです。さらにリアル異種格闘技な動物同士の熱い戦闘シーンやスカーレット・ヨハンソンが声を当てている為か無駄にエロい蛇の誘惑シーン、さらに愉快なミュージカルシーンとあらゆる要素がてんこ盛りな上動物によって生み出される全てのシーンが新鮮に感じられたので結果お腹いっぱい楽しめました!





☆ちょっとだけ不満からの良かったトコロ 笑


◯ラストに首をかしげつつも・・・モーグリに感じたアイアンマン魂‼︎


ズートピア然り、レゴムービー然り、最近のファミリー向け映画には物凄く深いテーマや大人な結論に至る作品が多いので若干そういうものを期待していたのですが以外とシンプルな結末でした。ワザとではないとはいえモーグリは森を火の海にしたのに彼自身その事に対して自責の念を感じないまま話は進み、他の動物たちもモーグリよりトラのシアカーンを最後まで敵視しており最終的に和解の無いままシアカーンは倒されてしまうのです。自身のもたらした火は象の力を借りて消すことが出来たのですが、結局は自分がやった事の尻拭いをしただけなのにジャングルの王であるかの様に崇められるというラストは話が良すぎはしないかと思ったりしました。


しかし「自分の過ちを清算することによって英雄となる」という話。


そうこれは同監督の「アイアンマン」と同じ話なのです! !笑 


「アイアンマン」ことトニー・スタークは自分自身で物を作り出すことができる「DIY精神」が彼の強みとなっていました。そしてモーグリも自分で道具を生み出すことによってジャングルで活躍し、最終的に仲間にも「人間の戦い方をしろ!」と認められることで「DIY精神」というアイデンティティーを確立するのです!そんなモーグリの姿を見て昔のトニー・スタークを思い出し、シビル・ウォーまでの戦いですっかり暗くなってしまった今のアイアンマンがまたDIY精神で明るい自分をなんとか取り戻してくれないかな〜と思ったり・・・(しみじみ)



つまり「アイアンマン」も「ジャングル・ブック」も「DIY精神」というテーマで共通しており、ポップな語り口を含めてジョン・ファブローの作品が一貫して持っているテーマなのだと思いました。 





まとめ


本当に映像的には斬新でしたし、アイアンマンを初めてみた時と同じような気分にさせて貰った事からジョン・ファブローに変わらぬ映画への愛を感じました。僕自身も「DIY精神」を忘れずに毎日を過ごしながら、監督の次回作を楽しみにしたいと思います!